読書メモ「覚えない記憶術」

記憶力に自信がないので読んでみました。

 

この本は、記憶力を良くする方法として

アウトプットする事の効果を解説しています。

 

【この本で学んだ事】

人間の記憶は99%忘れる

20分で42%

1時間で56%

1日経てば74%忘れる

 

「何度も使用する」「感情が動く」ことで定着する。

アウトプットを週に3回するだけで長期記憶できる。

 

頭で覚えるだけでなく、同時に「読み・書き」する方が定着率が高まる。 

できない環境であれば、「シャドー読み・シャドー書き」も有効

 

記憶には、意味記憶エピソード記憶がある。

意味記憶は、いわゆる丸暗記で、子供が得意。

エピソード記憶は、それまで経験してきた事に関連した

ストーリーを作って覚える(ストーリー記憶術)

 

記憶には「理解、整理、記憶、反復」のステップがある。

この全ての要素が含まれる「人に教える」は効果絶大

 

覚えてから1日後、3日後、7日後+1ヶ月後に復習する。

忘れかけた時に思い出す(1.3.7記憶術)

一度に覚えず、分割して繰り返すのがコツ

 

適度な興奮は、記憶効果を高める。(感情記憶術)

発表会、プレゼン、模擬試験は積極的に活用する。

興奮するとアドレナリン、ノルアドレナリンが出る。

しかし、興奮状態が続くとノルアドレナリンが枯渇し「うつ病」の原因になる。

 

【海馬はマンネリを嫌う】

記憶を司る海馬は、マンネリを嫌うので、

時間を決める。場所を変える。など集中できる環境を整えること。

好奇心を持続させる事で記憶力がアップする。

 

【富士山記憶術】

本を読む時は、最初のページから読むのではなく

まず全体を把握するために目次を見る。

次に、興味を持ったところを先に読む。

そして、全体を読む。(山登りの行程と同じ=富士山記憶術)

 

【単語カード活用法】

単語カードは「暗記済み」「暗記中」「難問」に分ける

完璧に覚えた単語は「暗記済み」に

覚えていない単語は「暗記中」に

復習で間違えた単語は「難問」に分類する

 

【記憶と睡眠の関係】

記憶するのは夜、寝る前が最適(覚えたらすぐに寝る)⇒記憶が定着する

眠気は記憶力に悪影響を及ぼす。睡眠は6時間以上とる。(20分以内の仮眠は有効)

午前は「理解、整理」午後は「記憶、反復」に向いている。

 

 

【SNS活用法】

1人でがんばっても、やる気が出ず、長続きしにくい。

そんなときにはSNSを活用する。

SNSなら反応があるので、継続するモチベーションになる。

誰かに見られることを意識するので、適度な緊張感を保てる。

メタ認知能力(自分が何を考えているのか客観的に見る能力)が高まる。

 

【TO DO リスト活用法】
やるべきことを「書いて」

やりおわったら「消す」

これで気分がスッキリしストレス解消になる

テトリスなどの原理と同じ<落ちゲー効果>が得られる)

 

その日の朝、やるべきことをリストアップする。

これでモチベーションを高める。

(前日の夜にやると気になって眠れなくなる)

 

【その他】

BGMの効果

「作業、運動」には良いが「記憶、集中」には向かない

 

決断は、早い方が良い

即決しても長く考えても結果はほとんど変わらない(ファーストチェス効果)

 

机やパソコン内の整理ができていないのは、考えが纏まっていない証拠

 

 

【記憶と運動の関係】

運動は脳を活性化する(60分を 週3日)

寝る3時間前までに終える

運動+脳トレを楽しく行う

 

認知症予防法】

生活習慣病を予防する

・禁煙

・バランスの良い食事

・質の良い睡眠、仮眠

・読書、ボードゲーム脳トレ、楽器、ダンス

 

【樺沢先生の書籍】

『覚えない記憶術』はアウトプットの解説書

『読んだら忘れない読書術』はインプットの解説書